白髪があると一気に見た目年齢が上がってしまいますよね。
白髪は40代頃から一気に増えると言われていますが、その原因は主に老化と言われています。
しかし30代で白髪が気になってしまう場合、それは老化と言うよりは生活習慣が原因になっていることも多いと言います。
今回はそんな30代の白髪の原因と予防、改善についてまとめたいと思います。
目次
20~30代の白髪と40代の白髪の原因の違い
髪は元々白色をしています。
その髪が黒く生えてくるのは、メラノサイトと呼ばれる細胞によって色素が生成されるためです。
メラノサイトは加齢によって機能が衰えていくので、40代になると色素が生成されにくくなり、急に白髪が増えてくるといった現象を引き起こします。
早い人は20代や30代から白髪が生えてくることがありますが、それは生活習慣によってメラノサイトの働きを阻害する要因が重なっているためだと考えられています。
メラノサイト働きを阻害する要因
要因その1 栄養不足
髪を黒くする色素を作る元になるのがチロシンというアミノ酸の一種です。
メラノサイトの働きは問題なかったとしても、髪の色素を作るための元の栄養素が不足している場合があります。
そうなると、加齢によるメラノサイト衰えが原因でなくても、白髪が生えてきてしまうのです。
白髪の予防や改善にはチロシンを日頃の食事から摂取していくことが必要になってきます。
要因その2 血行不良
頭皮の血行不良が起こることによって、髪の色素を作るチロシンをメラノサイトへ運ぶことができなくなってしまいます。
血行不良はストレスや睡眠不足、喫煙や冷えから起こります。
また貧血の場合も末端へ栄養を送る働きが弱くなっていることがあります。
必要な栄養素と血行改善の方法
まずは栄養素を取り入れることが大切です。
髪の色素の元になるチロシンを多く含んでいる食材を挙げていきます。(100g当たり)
- チーズ…1300µg
- 大豆…1300µg
- ピーナッツ…1100µg
- たらこ…1100µg
- ごま…770µg
1日の摂取量はチーズや豆腐だと40~150gが目安になります。
チロシンはビタミンB6を同時に摂取すると効率がいいと言われているので、にんにくやバジルなどと一緒に摂取してみてください。
頭皮の血行不良改善を行うには直接頭皮をマッサージするのがベストです。
ヘッドスパや自宅でのシャンプー時にヘッドマッサージを行うことがおすすめです。
注意しないといけないのは爪を立てて頭皮を傷つけてしまうこと。
頭皮を傷つけてしまうと逆効果になってしまいます。
またマッサージ時にプラスして押すといいツボがあります。
それは頭頂部(左右の耳を直線で結んだ中間部分)にある百会(ひゃくえ)と呼ばれるツボで、血行促進やホルモンバランスの乱れを改善してくれると言われています。
仕事や家事の合間にゆっくり深呼吸をしながら首を回すだけでも変わります。
毎日少しずつやってみてくださいね。
30代の白髪改善に必要なこと
- 30代の白髪は老化以外にも原因がある
- 栄養不足と血行不良で白髪は生えてくる
- チーズなどに含まれるチロシンを摂取すると効果的
- 血行不良は直接頭皮をマッサージすると効果的