白髪のいちばん大きな原因は加齢ですが、若いのに白髪が生えると遺伝が原因だといわれることがあります。

今回は白髪と遺伝の関係についてお話ししたいと思います。

白髪と遺伝の関係は証明されていない

白髪についての研究はまだ20年ほどの歴史しかなく、医学的に遺伝が白髪の原因であることを証明する根拠はまだありません。

海外の研究では一卵性双生児を長期的に観察したところ、白髪が遺伝したと思われるケースは6割だったという報告があります。

逆に見れば4割は遺伝していないということになります。

ただ、遺伝と白髪に関係があるのではないかと考えられる要因もいくつかあります。

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白髪になりやすい体質が遺伝する

白髪はメラノサイトの機能が衰えることによって、メラニン色素が作られなくなるためにおこります。

最近の研究では、白髪そのものが遺伝するのではなくメラニン色素を作るのに必要な酵素チロシナーゼの働きが悪かったり、メラニン色素のもとになるアミノ酸チロシンの吸収がうまくできなかったりする体質が遺伝するのではないかという説があります。

ただしこうした体質は先天的なものとは限らず、食生活やストレスなど後天的な要因も考えられます。

肌の色素は遺伝する

肌の色については明らかに遺伝との因果関係が認められています。

白人の子供は肌の色が白く、黒人の子供は肌が黒いという現象は明らかに認められます。

このため髪の色素についても遺伝するのではないかという説があります。

白髪になりやすい生活習慣が遺伝する

よく知られている白髪の原因としては、加齢のほかに食生活や睡眠などの生活習慣があります。

食事の内容が偏っていたり、夜遅くまで起きているなど白髪になりやすい生活習慣を親がしていれば、子供もそれにならった生活習慣になり、結果的に白髪になりやすくなる可能性は大きいといえます。

遺伝以外に考えられる若白髪の原因

偏食やダイエットによる栄養不足

若い人にありがちなのが変色やダイエットによる栄養の偏りです。

お菓子ばかり食べたり、野菜しか食べなかったりと、つい極端な食生活に陥ってしまい、健康な黒髪に必要なタンパク質、亜鉛、鉄分、銅などが不足してしまい、白髪になるケースがよくあります。

ストレス

受験や就職活動、就職先での人間関係など、若い人は何かとストレスを感じやすい環境に身を置いているといえます。

ストレスによって交感神経が優位になると、血管が収縮し、毛根に十分な栄養が届かなくなります。

このため白髪になりやすくなるのです。

鉄の欠乏による貧血

若い時は身体が急速に成長して血液の量も増えるため、必要となる鉄分の量も増加します。

また若い女性は月経でも血液を失うため、より多くの鉄分が必要となります。

鉄分が不足するとヘモグロビンが合成されなくなり、貧血になります。

このため頭皮に十分な栄養と酸素が届かなくなり、白髪になります。

スポーツ貧血

クラブ活動などで激しいスポーツをしている人も貧血になりやすいです。

これはスポーツで大量の汗をかくことで多くの鉄分が失われることと、筋肉の増量によってより多くの鉄分が必要になることが原因です。

白髪の原因は必ずしも遺伝ではない

白髪が遺伝するかどうかははっきりとは証明されていません。

自分が白髪なのは遺伝だからとあきらめるのではなく、まず自分の生活習慣を見直してみることが大切です。