白髪染めはもっとも手っ取り早い白髪対策といえます。
白髪を抜くと頭皮を痛める恐れがありますし、生活習慣の見直しや
頭皮マッサージは効果が出るまでに時間がかかります。
そこで気になるのがどれくらいの頻度で白髪染をすればいいかということです。
今日は適正な白髪染めの頻度についてお話しします。
目次
白髪染めに伴うリスクについて
白髪染めは、髪のキューティクルの隙間を開いて薬剤を髪に浸透させます。
キューティクルが傷ついた髪は保湿力が弱まり、髪がパサついたり切れ毛や枝毛になりやすくなってしまいます。
白髪を染めるたびに髪本来の結合力が弱められ、髪は傷んでいくのです。
白髪染めの薬剤は頭皮にもダメージを与えるので、抜け毛やフケの原因となることもあります。
望ましい白髪染めの頻度
新しい髪の毛が伸びる日数を考えると、白髪染めは2か月に1回くらいの頻度で行うのが望ましいといえます。
1か月に1回以上の頻度で行うと、髪や頭皮へのダメージはかなり大きくなります。
とくに美容院ではなく自分で白髪染めを行う場合は、色むらなどが気になって薬剤を使う量が多くなってしまいがちです。
そのため自宅で白髪染めをする場合はより長めに間隔をあけた方がいいでしょう。
部分染め(リタッチ)を上手に使う
全体を染めるのは2か月に1回ぐらいにして、その合間に気になった部分だけを部分染めをすることで白髪を目立ちにくくすることができます。
部分染めの方法としては、白髪が集中している部分から染めること、白髪が生えている部分から1センチメートルほど広めに染めると、より目立たなくすることができます。
白髪染めのアフターケア
染めた直後のケア
白髪染めのヘアカラーは、色がなじむまでに丸1日程度の時間が必要です。
色落ちを防ぐために、髪を染めた当日は髪は洗わないようにしましょう。
翌日以降は38度くらいのぬるま湯でシャンプーを泡立てて、頭皮をマッサージするように洗いましょう。
シャンプーの選び方
通常髪のpHは弱酸性に保たれていますが、白髪染めをすると弱アルカリ性になります。
そのため白髪染めをした後は弱酸性のシャンプーを使って、開いたキューティクルを閉じるようにします。
また洗浄力の強いシャンプーは色落ちの原因になるので、普段使うシャンプーはヘアカラー専用のシャンプーや洗浄力のマイルドなアミノ酸系のシャンプーを使うようにしましょう。
普段のお手入れ
白髪染めした髪はキューティクルが傷んでいるので、ヘアカラー専用のトリートメントで髪の補修と保湿をするようにしましょう。
また紫外線のダメージから髪を守るために、日傘や帽子などで紫外線ケアをしましょう。
髪は濡れるとキューティクルが開くので、髪を洗った直後はドライヤーできちんと乾かすことも白髪染めを長持ちさせるためには大切です。
正しい頻度の白髪染めで髪を健康的に
髪の質や年代によって個人差はありますが、白髪染めの一般的な目安は全体染めが2か月に1回、部分染めが数週間に1回となります。
部分染めやアフターケアに気をつけることで、髪のダメージを最小限に抑えたうえで白髪ケアを行うようにしましょう。