ネットなどでは育毛トニックが白髪の改善に効果があるという話題が出ていますが、本当はどうなのでしょうか?

今回は育毛トニックの白髪改善効果についてお話しします。

育毛トニックの効能効果

育毛トニックには医薬部外品と化粧品がある

育毛トニックには、厚生労働省が許可した有効成分が一定の濃度で配合されている医薬部外品と、より作用が緩やかな化粧品とがあります。

どちらも表示できる効果効能は厚生労働省によって決められています。

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医薬部外品の育毛トニック

医薬部外品の育毛トニックで表示できる効能効果は、医薬部外品・薬用化粧品の広告における薬事法で次のように定められています。

育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促進、ふけ」、病後・産後の脱毛、養毛

この中には白髪の改善は含まれていません。

化粧品の育毛トニック

化粧品の育毛トニックが表示できる効能効果は、化粧品の広告における薬事法で下記のように定められています。

頭皮・毛髪について

(1)頭皮、毛髪を清浄にする。
(2)香りにより毛髪、頭皮の不快臭を抑える。
(3)頭皮、毛髪をすこやかに保つ。
(4)毛髪にはり、こしを与える。
(5)頭皮、毛髪にうるおいを与える。
(6)頭皮、毛髪のうるおいを保つ。
(7)毛髪をしなやかにする。
(8)クシどおりをよくする。
(9)毛髪のつやを保つ。
(10)毛髪につやを与える。
(11)フケ、カユミがとれる。
(12)フケ、カユミを抑える。
(13)毛髪の水分、油分を補い保つ。
(14)裂毛、切毛、枝毛を防ぐ。
(15)髪型を整え、保持する。
(16)毛髪の帯電を防止する。

やはりこの中にも白髪の改善は含まれていません。

育毛トニックが白髪の改善に有効な理由

薬事法による表示から見ると、育毛トニックが白髪を改善する効能効果はないことになります。

では育毛トニックが白髪を改善するという話はどこから出てきたのでしょうか?

育毛トニックには、ニコチン酸アミド、酢酸DL-α₌トコフェロール、タマサキツヅラフジアルカロイド、センブリ抽出液など、頭皮の血行を促す有効成分が含まれています。

頭皮の血行が良くなると、毛母細胞の間に存在する髪の色素を作る細胞メラノサイトも活性化します。

育毛トニックが白髪の改善に直接効果があるかどうかは証明されていませんが、育毛トニックを使うことによって、メラニン色素を作るメラノサイトが元気になることは確かです。

このため育毛トニックを使うことによって白髪が改善する可能性があると考えられているのです。

また、育毛トニックには頭皮にうるおいを与えるという効果もあります。

頭皮の乾燥は白髪の原因の1つでもありますから、これも白髪の改善につながる可能性があります。

トニックは白髪改善に役立つのか

白髪についての研究はまだ日が浅く、白髪の改善に直接効果がある薬は今のところ存在しません。

その意味でも育毛トニックの白髪に対する効果への期待が高くなっているといえるでしょう。

育毛トニックに頭皮の血行を良くする働きがあることは事実です。

バランスの取れた食生活や頭皮マッサージなどほかの白髪対策と合わせて使うことによって、白髪改善の効果がより高まる可能性はあるといえるでしょう