厚生労働省の調べによると、現在習慣的にタバコを吸っている成人は19. 2パーセントで、女性の喫煙率は8.2パーセントだということです。

身体への様々な悪影響が指摘されている喫煙ですが、タバコが白髪の原因になるということをご存知でしょうか?

イギリスでの臨床試験によると、喫煙者が白髪になる確率は非喫煙者の4.4倍という結果が出ています。

今回は喫煙がなぜ白髪の原因になるのかについてお話しします。

白髪の原因その1 ニコチン

タバコに含まれるニコチンには交感神経を昂らせて血管を収縮させる働きがあります。

血管が収縮して血流が悪くなると、頭皮にも十分な栄養がいきわたらなくなります。

このため髪の毛を作る毛母細胞やメラニン色素を作るメラノサイトの機能が衰え、白髪になりやすい状態になります。

また、交感神経が昂って自律神経のバランスが崩れると、女性ホルモンエストロゲンの分泌が減少することがあります。

エストロゲンには髪の健康を維持する働きがあるため、その減少によっても白髪になりやすくなります。

スポンサードリンク

白髪の原因その2 一酸化炭素

タバコの煙に含まれる一酸化炭素は、血液のヘモグロビンと結びつく力が非常に強いため、血液が酸素を運ぶ能力を低下させます。

酸素には髪の毛のダメージを補修して黒く保つ働きがあるので、血液中の酸素が不足することで白髪になりやすくなります。

また血液中の酸素が不足すると、肌細胞のエネルギーを作るミトコンドリアにも酸素が十分に届かなくなり、肌の正常な新陳代謝が阻害されてしまいます。

このため頭皮の老化が進み、白髪の原因となります。

白髪の原因その3 ビタミンC不足

タバコにはニコチンや一酸化炭素のほかにもいろんな有害物質が含まれており、それを排除するために活性酸素が発生します。

活性酸素は外敵から体を守る一方で、全身の細胞を老化させる働きがあります。

この働きを阻止するために抗酸化作用のあるビタミンCが消費されることになります。

細胞の老化を防ぐビタミンCが消費されて不足してくると、メラノサイトが正常に働くことができなくなり、白髪になりやすくなってしまいます。

タバコを吸わない人も受動喫煙で白髪に

副流煙はタバコの火から出てくる煙で、喫煙者が吐き出した煙とともに非喫煙者がそれらの煙を吸い込むことを受動喫煙といいます。

副流煙には喫煙者が吸い込む主流煙よりも多くの有害物質が含まれているため、タバコを吸わない人であっても受動喫煙によって白髪になる可能性があります。

節煙はあまり効果がない

禁煙は難しいので、吸う本数を減らしたり、ニコチンの少ないタバコに切りかえたという人もいるかもしれません。

ただ節煙は、白髪防止にはあまり効果がないとされています。

これは節煙によってニコチンの禁断症状が強まり、煙をより深く吸い込んだり根元ぎりぎりまで吸うようになるため、結果的にニコチンの摂取量が減らなくなってしまうためです。

喫煙が原因の白髪を防ぐために

喫煙による白髪防止に一番効果的なのは、タバコを吸わないことです。

どうしても禁煙や受動喫煙が避けにくいという人は、まず喫煙によって不足するビタミンCの補給を心がけましょう。

またニコチンのデトックス作用が高いとされるブロッコリーやホウレン草も積極的に食べるようにしましょう。