白髪はその色だけではなく、髪の毛自体がうねっているために目立ってしまうということが少なくありません。
今回は白髪がうねる原因とその改善法についてお話しします。
目次
なぜ白髪はうねりやすいのか
髪の毛にすき間ができる
通常の髪の毛は、約80パーセントがタンパク質、11~13パーセントが水分、1~6パーセントが脂質、約4.5パーセントがメラニン色素で構成されています。
白髪にはメラニン色素が含まれていないので。そのぶん髪の毛の組織にすき間ができてしまいます。
髪の毛にすき間があると、乾燥しやすくなり、まっすぐ伸びにくくなるのです。
また乾燥している白髪が雨の日などに水分を吸収すると、さらにうねりやすくなってしまいます。
頭皮の老化
頭皮が老化すると、毛穴にゆがみが生じるため、髪の毛がまっすぐ伸びにくくなります。
また頭皮が老化すると髪の毛に含まれる脂質の量も少なくなるため、髪の毛の水分バランスが崩れて髪がうねりやすくなります。
血行不良による栄養不足
血行不良による髪の毛の栄養不足は白髪の直接的な原因でもありますが、髪の毛の組成分にも影響を与え、うねりやすい髪になってしまいます。
うねる白髪を改善するために
まず白髪にならないようにする
白髪のうねりを予防するためには、まず白髪にならないようケアをすることが大切です。
白髪を予防する基本は、頭皮のコンディションを良好に保つことです。
シャンプーをする前にはホホバオイルや椿オイルで頭皮クレンジングを行い、頭皮に溜まった汚れやつまりを取り除きます。
シャンプーは刺激の少ない頭皮に優しいタイプを使い、頭皮を傷つけないように注意してていねいに髪を洗うようにしましょう。
シャンプーのあとは頭皮をマッサージすることで血行をよくします。
日常の生活習慣では、バランスのとれた食事、十分な睡眠、適度な運動、ストレスの発散なども頭皮の環境を整えるのに役立ちます。
洗い流さないトリートメントを使う
シャンプーのあとに行うトリートメントは、お風呂の中で洗い流すインバストリートメントが一般的です。
これに対してお風呂から上がってから使う洗い流さないアウトバストリートメントが白髪のうねり対策にとても効果的です。
トリートメントした夜から次の日まで髪の毛をガードしながらうねりの原因となる髪の毛のすき間を補修してくれます。
白髪の根元を切る
それでもうねりが取れない白髪がある場合は、髪型が変わらない範囲で根元から切るという方法もあります。
簡単でスピーディな方法ですが、切った髪が伸びてくるとまたうねりが目立ってしまいます。
だからといって無理やり引き抜いてしまうと、毛穴がさらにゆがんでうねりがひどくなったり、頭皮を傷めたりするので、決して抜かないようにしましょう。
白髪のうねりの改善は毎日の頭皮ケアから
白髪のうねりを改善するためには、まず頭皮を健康な状態に保つことが基本です。
そのためには毎日のていねいなヘアケアと生活習慣の改善がとても大切です。
それさえ続けることができれば、うねる白髪の悩みから解放されることは決して難しいことではありません。